昨年の直木賞受賞作品ですね。
といっても、昨年は芥川賞ばかりに注目が集まってましたが‥

江國さんの作品は、所謂「恋愛小説」に分類されるのだろけど、正直言って、男と女がどうしたこうしたというストーリーではなく、その感情描写。
しかも、恋する気持ちではなく、内省的な感情の描き方が秀逸。
気持ちの奥に潜むダークな部分まで、美しい文章でさらりと描いてしまうところが凄い。

この作品が直木賞じゃなくても良かったのでは‥と思うけれど、タイトルの妙と、装丁の美しさを考えれば、受賞作品に相応しいかも。

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